JCBブランドのカードってどんなカード?

■JCBは日本生まれのブランド

クレジットカードには、必ず国際ブランドが付帯しています。
クレジットカードを持っている方は、実際に確認してみてください。
VISA、JCB、マスターカード、アメリカンエクスプレス、ダイナースクラブ、この5大ブランドのいずれかが付帯しているかと思われます。

クレジットカードの5大国際ブランドのほとんどは、アメリカ生まれとなります。
その中で唯一日本のブランドがあります。
それがJCBです。

JCBは1961年に創業された「日本クレジットビューロー」が前身です。
その後1978年にジェーシービー(JCB)となり、1981年に国際ブランドの一つとなりました。
アメリカ中心のクレジットカード業界に、風穴をあけたブランドなのです。
日本の国際化を後押ししたクレジットカード会社とも言えるでしょう。

JCB以外の国際ブランドについて、簡単に触れておきます。

・VISA
世界中で最も加盟店数、会員数が多い国際ブランドです。
どこの国でも使いやすいのがメリットです。
日本国内でも発行枚数が多く、加盟店も非常に多くなっています。

・マスターカード
VISA同様、世界中で使いやすい国際ブランドです。
ただVISAを持っていればマスターカードは不要…と考えるケースが多いようで、日本ではそれほどポピュラーなクレジットカードブランドではありません。

・アメリカンエクスプレス
富裕層向けとして発行された国際ブランドです。
ステータスは高いのですが加盟店が少なく、やや使いにくい点があります。
日本では近年クレディセゾンとの提携を強めているようです。

・ダイナースクラブ
こちらも富裕層向けの国際ブランドです。
世界で初めて発行されたクレジットカードとしても知られています。
ステータスは高いですが、加盟店数は少ないです。
自社発行のクレジットカードしなかく、日本ではあまり見かけないクレジットカードブランドでもあるでしょう。

上記の4ブランドにJCBを加えた5つが、クレジットカードの5大国際ブランドと言われています。
ただディスカバーと銀聯を加え、7大ブランドとすることもあります。
ディスカバーは日本では発行されておらず、持つことはできません。
銀聯は日本のクレジットカード会社でも発行をしていますが、中国国内限定用となっていることが多く、日本で使う必要性はないでしょう。
そのため日本ではディスカバーと銀聯は除き、5大クレジットカードブランドとされることが多くなっています。

■JCBは海外では弱いブランドだが…

JCBは日本生まれの国際ブランドということで、日本では最強のクレジットカードです。
会員数も多く、加盟店数も多いです。
小型店などではつかえるクレジットカードは、JCBブランドのみということもあるのだとか。
世界的に見るとVISAがダントツで会員数も加盟店数も多いですが、日本国内だけならJCBがナンバーワンです。
日本で使うならJCBブランドのクレジットカードは、1枚は持っておきたいところです。

ただ世界的には、まだJCBブランドの勢力は弱い…といわざるを得ません。
世界でのシェア率は第5位で、5大国際ブランドの中では最下位となります。
世界190か国、2,850万以上の加盟店があるのですが、VISAなどと比べると利用できる場所は少ないとなってしまいます。
そのため海外に行くときはJCBではなく、VISAやマスターカードブランドのクレジットカードを持って行った方が良いとされているのです。

しかし日本人が多く訪れる国では、JCBブランドは普及しています。
ハワイやグアム、ニューヨークなどのアメリカ、台湾、韓国などのアジアでは、JCBブランドは問題なく使えるというところが多くなってきました。
そしてJCBはアメックスやダイナースクラブとの提携も行っています。
海外でJCBカードが使えなくても、アメックスやダイナースの加盟店ならJCBブランドのクレジットカードを使うことができるようになっているのです。
アメックスやダイナースの加盟店も使えると、海外ではかなり利用範囲が広がると言えるでしょう。
またディスカバーや銀聯との提携も行っているのも特徴です。
日本に強いJCBカードというイメージがありましたが、現在はどの国でも使いやすくなっています。

しかし店員がJCBカードを使えることを知らない…ということも多いようです。
アメックス対応の店舗でJCBカードを出しても、「使えない」と言われることもあるのだとか。
すべての店員がクレジットカードに詳しいわけではないですから、こういうことは起こり得るでしょう。
とりあえず使ってみて欲しいと言えれば良いですが、渡航先の言葉がしゃべれないと伝えるのが難しいですね。
面倒なことになるので使えないと言われたときは、おとなしく従う方が良いかもしれません。
他のクレジットカードブランドで、決済をするのが良いでしょう。

ちなみにJCBの加盟店で、アメックスなどの提携ブランドを使うことも可能です。

■JCBブランドの功績

JCBはクレジットカード業界を引っ張ってきたブランドでもあります。
現在では当たり前となっているクレジットカードのサービスも、初めて開始たのはJCBということも多いです。

・ポイントサービス
クレジットカードを使うと、ポイントが還元されるのは当たり前の時代となりました。
今ではポイントがたまるだけでは満足とはならず、還元率が高いクレジットカードに人気が集まっています。
このポイントサービスを最初に始めたのが、JCBブランドとされています。
クレジットカードがこれだけ普及したのは、ポイントがたまりお得だからという理由は大きいでしょう。
JCBブランドがなければ、クレジットカードはそれほど身近なものではなかったかもしれません。

・口座自動振替
クレジットカードの利用分は、指定した口座から毎月自動で引落となります。
いちいち支払いに行かなくても良いので便利ですよね。
振込などでの支払いだと支払いに行くのを忘れてしまい、返済の遅延を起こしてしまう可能性も高くなります。
クレジットカードの口座振替を始めたのも、JCBが最初なのだそうです。
JCBに他のクレジットカード会社が、追随したかたちになるのです。

・ギフトカードの発行
景品やお返し、プレゼントなどに使われることが多いギフトカードは、今ではいろいろな種類があります。
JCBブランドなどクレジットカード会社だけでなく、百貨店やスーパーなどでも発行していますよね。
ギフトカードは好きなものを購入できるので、もらうと嬉しいものです。
このギフトカードの発行は、JCBが最初に始めたサービスです。

・サインレス決済
クレジットカードで支払をすると必ずサインをしなければなりません。
少額の決済でいちいちサインをするのは、面倒くさいと思う人も多いのではないでしょうか。
サインをするわずらわしさを感じなくて良いのが、サインレス決済です。
少額の決済ではサインをしなくても支払いができ、非常に便利です。
コンビニ、ドラッグストア、スーパーなど、今ではいろいろなところでサインレス決済が可能です。
サインレス決済を始めて開始したのもJCBです。

JCBブランドのおかげで、クレジットカードは大変使いやすくなりました。
ほかのクレジットカードが真似をしたくなるようなサービスを、思いつき実行するのはスゴイことです。
今での常識を打ち破ったサービスを開始するのは勇気が必要ですので、JCBブランドの功績は大きいと言えるでしょう。

■JCBブランドで使えるJCBプラザ

JCBブランドは国内では強いですが、海外では加盟店が少ない現状があります。
そのため海外に行くときは、JCB以外のクレジットカードブランドを持って行くのがおすすめとさてています。
しかし海外でも、JCBブランドのクレジットカードはおすすめです。
メインのクレジットカードはVISAブランドでも、サブのクレジットカードとしてJCBブランドを持って行きましょう。

その理由はJCBプラザを利用できるためです。
JCBでは世界60か国に、JCBプラザを設置しています。
これは観光案内やレストランやホテルの予約など、旅の相談ができる窓口です。
「○○への行き方は?」「マッサージ店を予約して欲しい」「タクシーの手配をして欲しい」「携帯電話をレンタルしたい」など、どんなことでも応えてくれるのが特徴です。
またWi-Fi環境も整っており、インターネットを使うこともできます。
日本人にとって嬉しいのは、JCBプラザはすべて日本語対応だということでしょう。
海外では聞きたいことがあっても、言葉が通じなく四苦八苦する…ということもあります。
そんなときに頼りになるのが、JCBプラザというわけです。
クレジットカードを紛失してしまったり盗難されたときのサポートも受けられますので緊急時も安心。
仮のクレジットカードを発行してもらうこともできます。

そしてJCBは世界主要都市9か所に、JCBラウンジを設置しています。
JCBラウンジはマッサージ機、フリードリンク、日本語の新聞・雑誌、レンタル傘、手荷物の一時預かりなどのサービスがあります。
こちらもすべて日本語対応となっており、旅の疲れをいやしてくれる場所となるでしょう。

JCBプラザやJCBラウンジは、JCBブランドのクレジットカードを持っていれば誰でも利用できます。
しかも無料なので、気軽に利用できるでしょう。
さすがきめ細かいサービスに定評があるJCBカードです。

JCBカードにはプロパーカードと提携カードがあります。
JCBプラザやJCBラウンジは、JCBのプロパーカード会員しか使えないと思っている方も多いようです。
しかしJCBブランドのクレジットカードであれば、提携クレジットカード会員でもOKです。
JCBのマークが付いていれば発行元はどこでも良いですし、年会費無料クレジットカードでも問題ないのです。
海外に行くときは、JCBブランドのクレジットカードは1枚は持っていた方が良いでしょう。

■JCBブランドはプロパーと提携がある

JCBブランドのクレジットカードは、プロパーカードと提携クレジットカードがあります。
国際ブランドは自社でクレジットカードを発行しているブランドと、ライセンス契約をした提携クレジットカードだけを発行しているブランドがあります。
JCBは前者となり、自社でクレジットカードを発行しているブランドです。

JCBブランドのプロパーカードとなるのは、JCB一般カード、JCB LINDA、JCB EIT、JCB CARD EXTAGEなどとなります。
スタンダードなクレジットカードだけでなく女性向け、学生向け、リボ払い専用クレジットカードなど、特定の人をターゲットしたクレジットカードも発行されています。

JCBのプロパーカードで大きな特徴となるのは、徐々にクレジットカードのグレードを上げていけるということでしょう。
JCBのプロパーではJCB一般カード→JCBゴールド→JCBゴールド・ザ・プレミア→JCB The Class となります。
JCBゴールド以上になると、インビテーションで入会することも可能です。
クレジットカードの利用状況が良ければ、JCBカードに信用がつきます。
もっと使っても支払いをしてくれる優良な会員となり、ワンランク上のクレジットカードにしませんか?とのお誘いがくるのです。
将来的にプレミアムなクレジットカードが欲しい人は、JCBブランドのプロパーカードはおすすめということになるでしょう。
ちなみにJCB The Class は、インビテーションのみでの入会となっています。
JCBブランドのクレジットカードの中でも最高水準となりますので、簡単に発行するのは難しそうです。
選ばれたごく一部のJCBカード会員が、発行できるクレジットカードなのです。

JCBブランドの提携クレジットカードは、非常にたくさんあります。
現在JCBブランドのクレジットカードを発行しているのは、50ほどあるとされています。
ジャックスカード、オリコカード、セゾンカード、楽天カード、ライフカード、セディナカード、イオンカードなど、国内の主要クレジットカード会社はほぼJCBブランドのクレジットカードを発行していると言って良いでしょう。
また鉄道系や航空系のクレジットカードや、銀行、地方の信販会社などと提携したクレジットカードも多く発行しています。
提携先は幅広く、JCBブランドのクレジットカードはどこでも発行されていると言っても良いくらいになっています。